2011年05月29日

神田明神・須田町界隈を散策


カルチャーセンターの講座で毎月、都内各地を散策しています。
講座名に「パワースポット」と銘打っていますが、平日の講座のせいか、受講者の皆さんは「いまさら恋愛に効くっていってもねー」とか、「学問の神様ねー、それよりボケ防止よね」とおっしゃるご年代。生活基盤も落ち着いているので、お金への執着もそれほどない。

なんだかのんびり、都内新発見を楽しんでいます。
そんななかでもいちばんの関心事は「おいしいもの」。
愛宕山の某ソムリエ監修の東京地物レストランとか、目黒雅叙園のゴージャス内装の個室中華とか、スカイツリーの見晴らし最高の高層階イタリアンとか、新進気鋭のやさい料理とか、個人で行くには取りづらいいい部屋を、講座だからできる予約利用。

神田明神.jpg

今月は神田界隈を歩いたので、都内中心部ではめずらしい、戦前の趣を残した神田須田町界隈に繰り出した。

なまずと要石.jpg

まずは神田明神に参拝。
今年は震災の影響で「神田祭」は中止となったが、訪れた日はちょうど祭り後の例大祭の日。
お神楽が奉納されたり、祭りに登場できなかった山車のひとつ「なまずと要石」が境内に登場。
こちらは地震封じのおまじないのひとつ。山車の前には賽銭箱ではなく、義援金の募金箱。
みんなで、賽銭はそこそこ、義援金には桁1つは多い金額を募金してきた。

参道にある「天野屋」で冷たい甘酒をいっぱい。
あいかわらず、店には仕切りがうまいおばちゃんがいて、ちょっとみんなはびびっていたが、おかげで間髪入れずに甘酒がでてきた。
ふだんは酒粕派の私だが、冷たい甘酒は麹のほんのりした甘さが後口もよく、なかなかけっこう。
メンバーに砂糖を受け付けない人がいるのだが、彼女も「これは飲めるし、いける!」とのこと。


かんだやぶそば.jpg

その後、「かんだやぶそば」へ。
いわゆる藪蕎麦の本店にあたる。平屋建ての純日本家屋の窓が全部開いていて、心地よい5月の風が、店内を通り抜ける。
若い女性による歌うようなオーダーの通し方が江戸情緒を感じさせて、さらにいい。
空調管理しかできない近代建築も日本家屋の良さをもっと生かしてほしいものだ。

蕎麦通は「せいろ」だろうが、ここは季節限定蕎麦がまたおいしい。
ちょうど、「じゅんさいそば」だというので、こちらをオーダー。じゅんさいとオクラのつるつるした食感と、ミョウガと蕎麦の香りがことのほかよかった。
ビールはもちろんエビスです。

竹むらのあげまんじゅう.jpg

食後のデザートは、角をひとつ曲がった「竹むら」へ。
20数年前、近くで学生バイトをしていた頃、中休みによく通った甘味店だ。
その頃とまったく変わらない木造建築は昭和初期の建物だとか。
「粟ぜんざい」が名物らしいが、私は「あげまんじゅう」ひとすじ。
今回の散策は10数名の団体だったが、ちょうど席が空いて、みんなで一服。
やはり「あげまんじゅう」にした。
揚げたてのまんじゅうは衣が薄くてサクサク、甘み押さえめのこしあんの上品さとよくあう。
みんなはおみやげにしていた。

竹むら外観.jpg

このあと、ニコライ堂の拝観に向かったのだが、それはまた別の機会にご紹介しよう。
ジョサイア・コンドル特集としてでも。


神田須田町界隈の飲食店については、池波正太郎の「むかしの味」をご一読いただきたい。
作者が昭和の終わりに書いた、昭和初期の食べ物屋の話。
今はもうない店も多いが、平成を20年も過ぎた今日も、まだまだ昔の味が息づいている。






posted by みやこ at 13:29| Comment(0) | 東京と首都圏のお寺と神社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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