2010年04月16日

行こう!奈良旅

光明皇后.jpg

いよいよ奈良ではじまる遷都1300年祭。
手元にある吉川弘文館刊『続日本紀』をひもとき、藤原京から平城京へと遷都した記述を見てみると、その日付は西暦に直して4月13日のこと。1300年前のほんの数日前、平城という都が誕生したんですねー。

この平城と書いて「なら」と読ませる語源はどこにあるのかと、学生の頃からずっと気になっていました。
平城はまさに平らかで広い土地に築いた城という意味。
藤原京は、都の中にいくつか小山があるので、それとの大きな違いでしょう。

では、なぜ「なら」と読むのか。
これは平城京を作る際に、いくつかあった小山や古墳を平にならしたため、「ならした都」という説。

また、当時の先進国で大きな影響を受けてきた朝鮮半島の言葉「ナラ(国という意味)」から来たという説。

上記はいまいち納得しにくいし、下記は確かに朝鮮半島との交流は多く、半島系の人たちも多かったので、一理ありそうですが、当時の外交的にはすでに半島より「唐」へとその重要性は移っていたので、新しい都にわざわざ、ちょっと古くなった外来語を付けるのか・・・という疑問もあり。

まあ、「ナラ」という外来語が国語化しつつあったのかもしれませんが。

ということで、なぜに「奈良」というのかは、いまだになぞ。

この謎多き都を愛するワタクシ、このたび本を出版しました。


表紙.jpg


タイトルは「行こう!奈良旅」。
寺社をはじめ、食べる、買う、泊まるといったカテゴリの中から、おすすめをよりすぐったセレクト奈良ガイドエッセイです。
話題のパワスポ、癒しスポットも満載。
イラストも描いております・・・。

よかったら、奈良旅のお供にぜひ!!!
奈良に行かない方も、奈良に行ってみたくなる本です。

奇しくも「1Q84」と同日発売になってしまいましたが、どうぞよろしくです!

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※4/16現在、なぜかもう品切れになっていますが、すぐに入荷しますので、注文してくださいませ。

posted by みやこ at 19:44| Comment(2) | 奈良が好きなんです | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
遅ればせながら新刊おめでとーございます。
奈良は学生の頃にはやたらと行ってましたが、最近はごぶさたです。どうも情報誌系は歴史っぽい企画ってやりたがらないんだよね。

「ナラ」ですけど、埼玉の飯能も「ハンナラ」が語源という説をどっかで読んだ気がします。あそこには高麗という地名もありますね。
Posted by ueda at 2010年04月17日 12:07
uedaさん
メッセージありがとうございます。
本にはそんなに歴史的なことは書いてませんが、一史学徒としては、奈良の歴史、もっとみんなに知ってほしいですねー。
朝鮮語が国語化した例には「ハナ(1という意味)からはじめる」とか、「のっぽ」とかいろいろあるようですよ。
Posted by みやこ at 2010年04月19日 22:34
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