2009年06月07日

山形赤湯温泉・丹泉ホテル

山桜系.jpg

ちょいと季節がずれてしまったが、桜の美しい温泉地をご紹介しよう。
初夏にはサクランボ、夏から秋にはぶどう狩りやめずらしいラ・フランスもぎもでき、2009年は大河ドラマ「天地人」で盛り上がっている山形県南部だ。

東京からだと350qほどあり、4、5時間のドライブ。ちょっと長いが、東北道の福島インターから米沢までは1時間ちょっと。意外と近い山形県でもある。

米沢城.jpg

まず向かったのは大河ドラマの後半の舞台、米沢。
お城は今では石垣だけとなったが、隣の博物館には例の「愛」印の兜やら、国宝の「洛中洛外図」を所蔵する。
ちなみに米沢城は伊達政宗の生誕地でもある。
歴史好きは上杉家の墓地あたりまで足を伸ばすといいだろう。

犬は博物館には入れないが、城址公園は恰好の散歩コース。すぐ隣には無料の駐車場もあるし、山形県名物が揃う「上杉城史苑」を覗いたり(ペット入場不可)、野外の露店で山形名物の冷たいラーメンや鯉の甘露煮をいただくのもいい。

烏帽子山の鳥居周辺は桜の滝.jpg

米沢から30分ほど行くと赤湯温泉。
ここに来たかったわけは、「桜の名所100選」に選ばれた「烏帽子山」の桜に会いたかったから。
およそ1000本もの桜が山全体を覆い尽くす。ここの桜はなんといっても種類が豊富。樹齢数百年の江戸彼岸枝垂れ桜や、日本三大桜のうち、三春の滝桜と岐阜の薄墨桜の遺伝子を受け継ぐ桜などもあり、花見というと、ソメイヨシノ一色になりがちだけれど、ここでは桜の色の豊富さを実感できる。

桜の色もさまざま.jpg

お花見犬.jpg

本当に降るような桜の花に包まれて、それはそれはいい気分だ。
毎年、見頃は4月の20日前後。足を伸ばして来る価値のある桜だ。


この烏帽子山の真下にあるのが赤湯の温泉街。普通の町なので、温泉情緒にはやや乏しいが、うれしいのは、小さなワイナリーがいっぱいあること。町の酒屋さん?みたいな店舗がりっぱなワイナリーだったりする。桜見物のあとは、お散歩ワイナリー巡りを楽しむのがいいだろう。


今回泊まったのは「丹泉(たんせん)ホテル」。
ホテルといいつつ、客室はほぼ和室。鉄筋コンクリートの昭和の香りがするやや古びたデザインだが、客室は清潔で品があり、そのうえ広い!

赤湯温泉は、平安時代末期、源義家が東北統一の戦をしていた頃の開湯で、後には米沢藩のお殿様の御殿湯にもなり、900年余年の歴史を持つ。硫黄系のしっとりした湯が旅の疲れを取ってくれて心地よい。
奇抜なアイディアやデザイン性はなく、どちらかというと、ゆったりとしたシニア向きな宿といえようか。
ペット料金が3150円とちょっと高いのだが、毎回オゾン脱臭の専用掃除機で徹底的に掃除するそうなので、まあ、安心料と考えたい。

丹泉ホテルの夕食.jpg
山形牛ステーキ付.jpg


食事はペット連れは夕朝ともに部屋食にしてくれるのもうれしいところ。
夕食は山形の地場ものが満載。山奥だと思われがちだが、庄内の魚なども入ってくるので、海の幸、山の幸ともに鮮度がいい。それになにより山形といえば牛。近くの米沢牛を使ったコースもある。
我が家はややリーズナブルな「山形牛ステーキ」コースをチョイス。それでも焼きたてでまだジュウジュウいっている皿を運んできてくれるし、焼き具合もジューシーさも満点。

丹泉ホテルの朝食.jpg

朝食はつきたて餅がサプライズ。一般客は食堂で食べるので、餅つきパフォーマンスも見られるようだ。
 ペット連れには辛み餅、納豆餅、あんこ、それにお雑煮を持ってきてくれ、足りなかったら追加してくれる。だが、それ以外にも朝食はあるので、これだけを平らげるのもちょっとしんどいほど。でもつきたてのお餅はおいしい〜。

桜の時期には、宿から夜桜見学ツアーも開催。ホテルの提灯を持って、夜の烏帽子山を案内してくれる。無料だし、出発前には飲み物を用意してくれたりもする。こんなちょっとした気遣いもうれしいものだ。


伊佐沢の久保桜.jpg

赤湯からは春なら「置賜さくら回廊」をめぐってみるといいだろう。樹齢500年を超す古木が点在していて、犬の入場も可。里の人たちが大切に守ってきた桜から、その生命力と美しさをお裾分けしてもらう。


板蕎麦.jpg

米沢市内には名物の板蕎麦のお店もいっぱい。
ランチはやはり蕎麦がおすすめだ。



■丹泉ホテル
電話0238−43−3030
山形県南陽市赤湯988
1名 1泊2食12000円〜 ペット料金1匹3150円
10kgまでの小型犬のみ
※ケージ、ペットの食事、トイレ用品は持参のこと。館内は抱っこで移動可。
ホームページ 

posted by みやこ at 15:40| Comment(0) | 犬と一緒に泊まれる宿 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月02日

西伊豆・松崎町 炉ばた館

土肥の河津桜.jpg

伊豆が続くのだけど、東京方面からはやはり伊豆は出かけやすい。犬連れ宿もいっぱいあるし、温泉と魚介類がおいしいので、つい足が向く。
 今回でかけたのは伊豆でも「西伊豆」。 電車、車ともにやや距離があるが、冬から早春にかけての風景の良さったらない。

西伊豆・恋人岬.jpg

 駿河湾越しに富士山を望む、そのスケールの大きさがすばらしい。それに空の青と富士の頂を覆う雪の白さのコントラストがたまらない。恋人岬や黄金崎は犬も一緒に散策できるのでおすすめだ。やや風が強いので防寒はお忘れなく。

 西伊豆にはペンションが少ないせいか、犬連れ専用という宿はほとんどなく、ペットを受け入れている旅館や民宿が主だ。最近の傾向として、ペットを受け入れてくれる旅館の「ペット同伴部屋料金」がかなり高い。「犬連れ」という付加価値にお客は多少高くてもお金を払う、と考えているのだろうか。「汚す」というリスク以上の金額であることに、私はちょっと納得いかないのだが・・。

 で、見つけたのが、ペット受け入れの「温泉民宿」。最近の民宿は漁師の兼業ではなく専門でやっているところが多く、設備も料理も旅館並みになってきている。
 今回泊まった「炉ばた館」もそんな宿。西伊豆で私が一番好きな松崎町にある。

松崎のなまこ壁の家並み.jpg

 松崎は夏は海水浴で家族連れで賑わうが、それ以外の季節は散策が楽しい。なまこ壁の家並みに明治時代の古い商家。それに「こて絵」で名高い「伊豆長八美術館」。そして冬場は夕陽がまた美しい。
 犬を連れてぶらぶら散歩できるのどかさもいい。よくドラマのロケ地になるそうだが、なんとなくその気持ちがわかる温かな雰囲気がある。ちなみに松崎は桜餅に使う「桜葉」の名産地で、和菓子屋もおいしいところがある。向島の「長命寺の桜餅」に似た「永楽堂」のものが私は好きだが、散策途中にお気に入りを見つけてみるのもいいだろう。

 さてさて、今回の宿「炉ばた館」だが、外見はまさに民宿。奇をてらうでもなく高級感もないが、一歩玄関を入ると大きな囲炉裏があり、ほっこりした雰囲気でなかなかよい。ここで喫茶も楽しめる。

 犬連れを入れる専用の和室は、10畳以上ある大きな部屋。トイレも付いていて家族4人でも充分な広さだ。清潔な畳敷きで、ペット用に小さなカーペットも敷かれている。室内はペットが自由に動き回ってもOK。

炉ばた館の夕食.jpg

 夕朝食ともに部屋出し。今回はいちばんリーズナブルな平日1泊2食10500円というものを頼んだ。料理によって料金が変わるシステムだが、我が家はこれでとっても満足だった。
 夕食はこれで本当に2人前か!という量の舟盛りに、魚のあんかけやら焼き魚やら、珍味やらがこれでもかというばかりに出てくる。刺身のツマが踊っているのは箸を付けたせいではなく、最初からこんなもん。豪快だ!鮮度は抜群なので何を食べてもおいしい。
 写真の料理で相当お腹一杯になったのだが、このあと「もうそろそろ、お鍋出してもいいですか」と声をかけられた。出してはいただいたが、胃が受け付けず、ほとんど箸を付けられなかったのが残念。とにかく量が多い。


炉ばた館の朝食.jpg

 朝食は野菜たっぷりに脂の乗った干物という伊豆らしいもので、これもまた充分過ぎるほどの量だった。
これで1万円はかなりのお得。ペット料金1000円と良心的だし。
 温泉はかなりの高温で掛け流し。いいお湯だったが家族風呂的な大きさなので、開放感はない。空いている時期だと貸切にできる。夏などの繁忙期は慌ただしいかもしれない。


下鴨の河津桜と菜の花.jpg

 早春の伊豆といえば河津桜が有名だが、本家は観光バスが押し寄せてものすごい混雑だ。この宿で教えてもらったのが、下田に近い下賀茂温泉の河津桜。「みなみの桜」ともいうらしい。


下鴨温泉の河津桜.jpg

 平日は比較的空いていて、のんびりと犬と一緒に川沿いの散策ができて楽しい。桜もゆったりと眺められるし、ほどよく露店なども出ていて、一足早い春を楽しめる。開花時期は2月中旬から3月初旬だが、年によって変わるので要確認。
 すぐそばに町営温泉会館「銀の湯会館」もあるので、ひと風呂浴びるのもいいだろう。 


岩科学校.jpg

 松崎町から下賀茂温泉へは重要文化財の「岩科学校」を通る山越えの県道をドライブしたのだが、この道中の景色が心に残った。植えられて並木になった桜もいいが、里に自然と咲く1本桜があちこちにあって、その可憐さがたまらなく心を揺さぶった。
「河津桜」と呼ばれる桜は自然交配から生まれたものだというが、山中の里桜を眺めていると、伊豆の温暖な気候が、桜にはとてもやさしいのだと感じさせてくれる。


※ペットの食事、備品などはすべて持参のこと。
※宿の料理写真は2007年のものです。

炉ばた館
松崎町観光協会
下賀茂温泉の桜情報はこちら 
posted by みやこ at 21:54| Comment(4) | 犬と一緒に泊まれる宿 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月04日

伊豆高原 別邸 石の家

 ペット連れ客も泊まれる高級プチホテルとして、伊豆高原の別荘地に誕生した「石の家」。英国の石造りの家をモチーフに、アンティーク家具が置かれた落ち着いた雰囲気の宿だ。諸事情があってこの宿に格安で泊まれた我が家。


石の家料理.JPG

 一泊してみての感想は料理は大満足!従業員のホスピタリティもいい!というところでは星3つ。
 料理は伊豆らしく魚介が豊富で、お刺身、汁物、煮物など和食を見た目洋風にアレンジしたもの。京料理のようにいいダシを使っていて、なかなかの味わい。和洋のバランスもいいと思う。

 部屋食で、アンティークテーブルでの椅子席なので、和室で正座が苦手な人にもいいだろう。料理も一品ずつ温かいものは温かく、といった出し方なので、パッと並べられた旅館料理とは違って、気持ちもいい。

 従業員の料理の説明もくどすぎず、ポイントを押さえている。若い人が多いようだったが、控えめで皆、笑顔がかわいい。翌日の観光コースを尋ねた時も、手書きの地図に要点をマーカーでチェックしてくれるなど、心のこもったうれしいサービスだと思う。


風呂.jpg

 お風呂は温泉を引いているようだが、各客室とも内湯と小さな露天風呂のみ。どちらもひとりずつしか入浴できない。バラ風呂の有料サービスもあるが、なんかちょっとゆったりできなかった。狭いというのが難点だろう。湯は循環なので泉質がどうのというものではなかった。


ベッド.jpg

 客室はダブルベッド2台とソファコーナーがあって、広めだとは思うし、造りもしっかりしているのか、隣室から話し声や犬の鳴き声が聞こえることもなかった。うちの犬も周囲の雑音に気が付かないほどだった。

 総じてレベルは高いと思うのだけど、どこかゆとりを感じられないのが唯一の難。ペンションタイプなのでしかたないとは思うが、大浴場やロビーなどパブリックなスペースがまったくない。部屋から眺めがいいわけでもなく、併設のドッグランもかなり狭い。

 一度部屋に入ってしまうと、チェックアウトするまで部屋にこもるしかなく、スタッフも用事がない限り顔を合わせないので、いわゆる「おこもり」したい人にはいいだろう。宿の中をうろうろしながら宿文化を楽しみたい人には、ちょっとつまらないかもしれない。

 また犬の散歩も周囲がすべて斜面のため、急坂を上下するしかなく、ちょっと辛い。広々とした遊歩道もないし、別荘地なので散策がてらにお店を覗くとかそういった楽しみもない。ロケーション的にはポイントはあげられないな。

 値段も2万円前後とやや高め。英国調な雰囲気に興味がなければ、ここの料理と部屋の広さならもう少し安い宿もある。付加価値に納得できるかどうかは、個々の趣味によるだろう。ただ、全室ペットOKにしてくれている寛容性には大いに評価したい宿だ。

 犬用備品は特にないのですべて持参すること。

■別邸 石の家
posted by Miyako at 21:55| Comment(2) | 犬と一緒に泊まれる宿 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月15日

福島・裏磐梯 プチホテル フットルース

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(紅葉の小野川湖を望む)

紅葉シーズン間近、犬連れで紅葉狩りにおすすめの宿をご紹介しよう。

ペットと泊まる宿探し、以前は専門の雑誌やムックが主流だったものの、今はなんといってもネット。宿のホームページだけでなく、ペット宿を集めたポータルサイトもいくつもあって、かなり便利になった。
そんな中で人気があるのが「ペット宿.com」。我が家も時々検索している。全体的にどの宿の評価もいいので、いまいち実態がとらえきれない。というわけでランキングトップクラスの宿に一度泊まってみることにした。

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(グランデコのロープウェーから見下ろす錦秋)

場所は福島県裏磐梯。ちょうど10月後半からが紅葉シーズン。五色沼、小野川湖、檜原湖を経て、金色の紅葉に染まる磐梯山ゴールドラインを走って、会津に向かうドライブ旅行だ。
我が家が選んだのがペット宿.comでランキング1位になったこともある「プチホテル・フットルース」。
秋元湖のほとりにあり、すぐ近くに地図にない沼など散策コースがたくさんあって自然環境はばっちり。犬の散歩、紅葉散策も楽しいエリアだ。

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(フットルースの外観)

フット・ルースは全9室のペンションタイプの宿。温泉露天風呂があるというので、そこに惹かれて泊まることにした。

設備はオープンしてまだ日が浅いせいか、すべて新品に近く清潔感がある。
部屋はベッド。ツインに泊まったがかなり狭い。ベッド以外に座るスペースはなく、犬用のスペースも特になく、ベッドとベッドの間に挟まるようにして寝床を準備することに。
アメニティは歯ブラシ、バスタオルも完備。ただ浴衣が用意されておらず、オーナーに頼むと持ってきてくれる。部屋は狭いながらも各部屋にバストイレが完備されているので、その点はポイント高し。

食事は食堂で指定時間から一斉スタート。チェックイン時に犬の性別を聞かれるのだが、食堂での配置は、必ずオス、メスと交互になっており、オス同士のけんか、メス同士のいがみ合いがないように配慮されている。ただしうちの犬は隣の女の子が気になってしかたなかったようで、落ち着かなかった。テーブル下にはリードをかけるフックが用意されている。犬をつないでおけば、飼い主もゆっくり食事ができるので、ちょっとした工夫だがうれしい。コーヒー、紅茶が飲み放題(ブリックスだが)なので、食後ゆっくり食堂で、客同士が歓談もできる。

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(小型犬には十分な広さのドッグラン)

オーナーは30代の夫妻。切り盛りで忙しそうだが、食事はしっかりとしたおいしいものだった。馬刺など福島の郷土料理あり、イタリアンテイストのグリルやパスタありで、十分に満足。野菜も豊富で新鮮だ。(今回、料理写真を撮るのをまったく忘れた・・)
食事中にはオーナーが犬の写真を撮ってくれたりもする。

オーナー夫妻が若いわりには年配客が多く、落ち着いた雰囲気だ。犬もしつけのいい子たちばかりで、食事中に騒ぐとか、部屋でギャンギャン泣きわめくといったこともなく(防音も割といい)、我が家の犬も緊張感なく過ごせた。
ただ、客室が狭くてゆったり過ごすとまではいかないんだなあ、これが。

そして我が家が楽しみにしているのが露天の温泉。が、これがかなりのマイナスだった。
2つの貸切風呂のみで、客が交代で入るスタイル。食事前に入浴したかったのだが、満員でできず。いざ入浴となったら、この風呂、ホントに露天しかなく、洗い場も露天。10月下旬の福島の夜は寒い。なのにいきなり屋外で素っ裸になれとは、老齢者ならずともかなりきつい。および湯船はとっても狭く、洗い場と合わせても3畳もなかったのでは。それに露天とはいえ全面壁に囲まれ、開放感はまったくない。ホームページの写真を見ると広そうに見えるのだが、自宅の風呂並だった。

我が家はこの風呂に大いに不満が残ったので、翌日、檜原湖畔のホテルの日帰り入浴で、のびのびとした露天風呂のいい湯につかり直したのだった。あのまま帰ったのでは、旅のストレスを家に持って帰るところだった。
旅先での不満はその旅の中で解消することが大切だと思う。

とはいえ、ペット用には足洗いのシャワーにタオル、うんち袋、粘着ローラー、ドライヤー、ペット専用ダストボックスと完備されていて、これは大助かり。ダイニングの前には小ぶりのドッグランもあって、犬同士で走り回ったりもできる。うちの犬は臭いかぎに徹していたが、それでも楽しそうだったのでなにより。

オーナーは風呂の順番や、食事の好みなどいろいろと気を遣ってくれ、チェックアウト後は、和倉温泉の某宿並に、車が見えなくなるまで手を振ってくれた。
ペンションタイプの宿というと、どこかにシロウト臭さや、至らなさが目立ってしまうのだが、ホスピタリティという点には満点をつけたい。

料金も一泊二食で1万円を切り、休前日でも料金アップがないのは相当がんばっていると思う。コストパフォーマンスは高い。温泉設備の不満も割り切れる宿泊料だろう。

とはいえ、我が家にとって温泉は大事。そして好きな時間に風呂に入れなかったり、食事が出来ないのはけっこう不自由だ。
風呂をリニューアルしてくれたらまた泊まりに行きたいなあ。


■プチホテル フットルース

※写真は2005年10月20日前後のものです。
posted by Miyako at 20:16| Comment(6) | 犬と一緒に泊まれる宿 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月28日

岐阜・奥飛騨温泉郷 お宿 飛騨野

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新穂高ロープウェイから見る笠が岳など3000m級の山々


 山が好きである。四季の変化が美しいし、なんといっても緑の木々と清流を眺めるだけで癒されてくる。それに温泉も豊富でいうことなし。とはいえ、自力で登った山は東京と神奈川の県境、標高599mの高尾山が最高峰だ。
 そんなわけで我が家の山旅は楽して高いところへ行ける、が条件となる。

 最近のお気に入りは岐阜県奥飛騨エリア。松本と平湯を結ぶ安房トンネルが開通したおかげで、都内から平湯まで4時間ほどで行けるようになった。松本から安房トンネルまでの間には上高地や白骨温泉、乗鞍高原などこれまた山の美しい場所があり、ペットの同行も可能だ。だが、自然保護行政が厳しくなってくると、今後は上高地や乗鞍高原畳平方面への入場は難しくなるかもしれない。
 ペットを自然保護区に入れるなという意見はもっともなのだが、だったら、ニンゲンをもっと規制したほうがいいんじゃないの、とも思うのだが・・・、身勝手なものだ。

 今回紹介するのは、奥飛騨温泉郷のひとつ、新平湯温泉にある「お宿 飛騨野」。いわゆるペンション形式に宿だが、掛け流しの温泉は大きな露天風呂と貸切風呂もあり、ペットと泊まれる部屋は和室。というわけで我が家の条件にぴったり。1泊2食9750円〜と値段も手ごろだ。

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お宿飛騨野の外観。新平湯の温泉街からはやや離れている


 ペンションなので布団の上げ下ろしは自分で、バスタオルはなし。浴衣や歯ブラシセットはあるので、まあ上等の部類だろうか。
 部屋はごくシンプルで、ペットが利用している割には、清潔感がある。
 この宿の魅力はなんといっても温泉と食事だ。この2つが充たされれば、文句はない。

 出かけたのは新緑の季節の平日で、我が家のほかにはもう一組のみだったせいもあり、2つある大きな露天風呂をそれぞれに貸切にして堪能。単純泉で匂いや色はないが、さっぱりとした感触で、周囲の緑を眺めながら浸かるお風呂はなんともいえず気持ちいい。紅葉の頃はなおいいだろう。

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飛騨野の夕食。飛騨地方の食材いっぱいで、料金以上の価値あり



 食事は飛騨牛の炭火焼きや蕎麦、川魚、山菜など、地物メインでかなりおいしい。同宿だったもう一組は2泊目ということで、鴨鍋をいただいていた。こちらもおすそ分けをいただくと、なんとも美味。今度来るときは2泊したいな。

 朝食は朴葉味噌と熱々の味噌汁で、すがすがしい山里の朝という献立。変に気負ったペンション料理ではなく、奥飛騨を愛するオーナーの心づくしのもてなしという感じで、好感が持てる。

 シニア世代のオーナー夫妻がふたりで切り盛りする宿のせいか、すべてにおいてのんびりしている。ゆったりしたい人にはおすすめだが、騒いだりせっかちな人には向かないかもしれない。特に朝、コーヒーを注文したとき、10分以上かかったりしたので・・・。

 オーナー夫妻は周辺の山登り経験も豊富なので、自然や山の情報を教えてもらうのもいいだろう。
 ちなみにオーナーのいちばんのおすすめは秋の安房峠だそうだ。トンネル開通でめっきり人が少なくなったが、ここの紅葉がいちばんの見所であるらしい。

 ペット用品は何もないので、必要備品はすべて持っていこう。 夏も涼しいので犬への負担も少ない。ただ、宿の目の前はカーブのきつい国道で車も多いので、犬の散歩には注意したい。

また。この宿は大々的に犬連れOKを謳っていない。犬も泊まる宿を嫌う客に配慮してだが、食堂や共有スペースにペットは入れないので、大きなトラブルにはならないだろう。ハイシーズンなどは断ることもあるという。犬種は小型犬のみだ。

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高山市内へは車で1時間ほど。高山は駐車場も豊富。車を降りて散策を楽しみたい。


 ここからは周辺アクセスもよく、高山へ出るのもいいし、新穂高ロープウェイから3000m級の山々を見渡しに行くのもいい。温泉もいたるところにあるので、日帰り湯めぐりもいいだろう。我が家は1泊2日で出かけたが、できれば2泊くらいしたほうが、奥飛騨の魅力をより深く感じられるだろう。
 ちなみに新穂高ロープウェイにペットは乗車不可。暑い時期に車に残していくのは危ないので、ご注意を。

■お宿 飛騨野


posted by Miyako at 14:05| Comment(6) | 犬と一緒に泊まれる宿 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月22日

伊豆 稲取リゾート

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(大室山の初秋、頂上の散歩は犬も気持ち良さそう)

伊豆にはペット対応宿がいっぱいある。特に伊豆高原のあたりに多い。昔は企業の保養所だったところを改装したという宿、ペンション人気の低迷とともにペット解禁にした宿などさまざまだ。だが、私の犬連れ旅のポリシーから見ると、温泉設備がないところが多く、そのため、あまり利用しことがない。


 ペット連れ旅はふだん走ったり遊んだりできない犬のために、思い切り遊ばせたいという目的の人も多いが、私は犬も人間もそれぞれ目的を持って楽しみたい。

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(浄蓮の滝。水辺の涼しさはワンコにもうれしいところ)

 私にとっては、伊豆高原あたりのちょっと時代遅れのメルヘンな感じはあまり好きではない。大室山へリフトで登って、富士山から大島から一望するのは楽しみなのだが。
 どちらかというと天城のあたりの山と渓谷の風情や、西伊豆の富士山を望む絶景の海景色が好きだったりする。東伊豆であれば、北川温泉や稲取あたりの普通の漁村がいい。湯ヶ島あたりの川沿いや、小さな港を犬とのんびり散歩するのが好きなのだ。
 しかしながら、そうなると天城にも西伊豆にもなかなか犬連れ宿が少ない。伊豆の犬連れ宿は伊豆高原に一極集中なのだ。


 そんなわけで、私が利用しているは「犬も泊めてくれる普通の宿」。客室数が少なくてアットホームで、かつ魚介類がおいしい宿だ。値段はペンション、民宿並み。最近、犬OK宿の価格がべらぼうに上がっているが、そういうところは期待も大きいせいか、ガッカリ度が高いので避けている。

 我が家が常宿にしているのは稲取の国道を挟んだ高台にある「稲取リゾート」。設備はやや古いが露天風呂からの夜景がきれいなのと、夕食がフレンチディナーなのが気に入っている。特に金目鯛のカルパッチョはすこぶる旨い。

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(露天風呂は貸切OK)

 温泉はタンクで運んで沸かしているので鮮度は期待できないが、保湿系のやわらかいお湯だ。部屋もベッドにソファとテーブル、バストイレ付きでけっこう広い。シーズンオフの平日に泊まると、犬連れでも伊豆七島まで見える眺めのいい部屋に通してもらえる。(年末年始に泊まったときは眺めナシのペット連れ専用室で、カーペットの汚れがちょっと気になったが)。

 で、ここはオーナーが犬にとっても寛大。入口で足を拭こうとしても「いいですよ、そのままで」とニコニコ顔。設備がやや古いせいもあって、粗相をしない限りは「犬は必ず抱っこかケージ」なんてことは言わず、走り回らせてくれる。食堂以外は犬OKなので犬のストレスも少ないだろう。 
 また宿の周囲は別荘地風に数軒の民家があのみ。人里離れた雰囲気もあり、犬の散歩には車の心配もなく、のんびり歩ける。

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(伊勢海老はまるごと一匹。トマトとオリーブオイルが効いているが、海老の香りも抜群)

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(前菜の金目鯛のカルパッチョはプリプリで鯛の甘みが噛むほどに口の中に広がる) 

夕食はフルコース(スープ、金目鯛のカルパッチョ、伊勢海老のグリル、フランス産山雛鳥の丸焼き)とセミフルコース(雛鳥の丸焼きなし)があるが、一品ごとの量がけっこう多いので、相当にお腹いっぱいになる。普通の人ならセミフルコースで十分だ。地元稲取産の金目鯛と伊勢海老がプリプリで旨いので、この2品が出てくるセミコースをおすすめしたい。
 食後は、デザートのケーキは食べ放題。地元のケーキ屋さんのものだとそうで、今風ではないのだが、懐かしい正統派の味だ。
 お腹いっぱいで食べられないというと、「お部屋でどうぞ」といくつか皿に取ってくれるのも、甘いもの好きにはうれしいところだ。

部屋には空の冷蔵庫があるので、飲み物などを持ち込むのもいい。街中から少し離れているので、徒歩で外に何か買いに行ったり、食べに行くことは無理。
 また、ペット用の備品は一切ないので、足拭き、シート、ご飯の皿などはすべて持参したい。


■稲取リゾート

 
posted by Miyako at 21:12| Comment(2) | 犬と一緒に泊まれる宿 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月23日

群馬県草津温泉 音雅&ブランシェ

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(草津温泉のランドマーク湯畑 夜のライトアップもきれい)


温泉好きなら一度は訪れたいのが群馬県草津温泉。人気観光地にはなかなかペット対応の宿がないのだが(ニンゲンを相手にするだけで十分やっていけるから)、ここにもペットと泊まれる温泉付きの宿がかろうじてある。

<小さなホテル ブランシェ>
 ひとつはペット連れ宿の老舗「小さなホテル ブランシェ」。いわゆるペンションで、犬好きのオーナーのちょっと変わった派手な趣味が随所に見られる個性派の宿。犬は小型から大型までなんでもOK。料金も平日1万円ちょっとでお手ごろだ。
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(白根山周辺はペット連れの自然散策にも最適)


 ペットもどこに入ってもOK。食事もお風呂も一緒でいいということで、大浴場の浴室の扉を開けたら、でっかいゴールデンレトリバーがずどーんと寝転がっていた・・・。人間が体を洗っている隣で、犬もシャンプーされていたりして、人畜混合なのはずぼらな私でもどうかと思う。浴槽は一応人間と犬は別になっていたが、マナーの悪い客の行為を想像すると、潔癖症の人には耐え難いかもしれない。ちなみに温泉は草津の源泉掛け流しだ。

 食事は食堂でみんな一斉に。ペットも一緒にどうぞということなのだが、くれくれと吼えまくるヤツ。隣のテーブルの犬にちょっかい出すヤツなど非常に騒がしく、我が家の犬はまったく落ち着けなかった。またリードをつなぐフックなどもないので、常時リードを持っていなければならず、人間も落ち着いて食事ができないありさま。
 また料理はいわゆるペンション食で、魚のグリル、肉のグリルが出てくるものの、味はどうなんだろう?80年代初頭のペンションの雰囲気を懐かしむならいいが、最近の研究熱心なペンション料理に比べると数段落ちることは確かだ。

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(白根山の湿原。夏は高山植物の宝庫。犬とのんびりめぐれます)

 部屋は和室だったのだが、毒々しいまでの派手なカーペットが敷いてあり、あまり落ち着ける雰囲気ではない。派手な柄のカーペットは汚れやシミを隠すためかな、とかんぐってもみたくなる。
 客同士や犬同士が交流するスペースはいろいろあるので(食堂は夕食後飲み屋になる)、そういうのがお好きな方には楽しい宿だ。のんびりくつろぎたい我が家の人間と犬にはイマイチであった。
 消臭剤やコロコロなど備品は揃っている。大型犬までを受け入れる心広い宿なので、多少のことには眼をつぶりたいとは思う。


<音雅>
 さて、この草津に2002年、犬連れ高級宿のハシリともいえる宿が誕生した。ホテル高松が経営する「音雅」がそれ。ベルツ通りにある保養所を改装した宿だ。犬は中型犬15キロまで。当初、平日2名の場合、一人25000円だった(夏季)。母がおごってくれるというので、避暑をかねて1泊してみた。
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(音雅の部屋。この脇には和室もある)


 宿は全面リニューアルされ、都会のシティホテル並みに館内もきれい。ペットが足を滑らせないようにとカーペット敷きなのもうれしい。部屋は元保養所のせいか、非常に広く、ダイニングテーブルとソファをセットした洋室と、その中央に和室があるタイプ。ケージやペットシーツ、ウンチ袋、雑巾などもあって、至れり尽くせり。

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 食事は別の個室でペットとともにいただける。和服の仲居さんが「お水をどうぞ」と犬にまで水を運んでくれる。
 料理は純和食で、遠くから取り寄せた刺身や地元感のない野菜を使った煮物など。そしてメインはなぜか鶏の水炊きだった。もうちょっと地元食材を使った料理もほしいと思ったが、味付けはよく、都心の水炊き屋で食事をした雰囲気だ。その上、ペットが暴れても事故がないようにと、水炊き鍋はIHヒーターが使われていた。朝食はこのIHヒーターに熱々の味噌汁鍋がかけられている。

 大浴場は当然ながら掛け流しの源泉で、草津の湯を満喫できる。
 しかしながら、この程度の部屋と料理と接客なら一泊二食1万5000円程度ではなかろうか。犬対応料金がプラス1万円というのはお高い気がした。また、犬用バスルームも、人間用露天風呂もすべて別料金・・・というのもどうだろう。

 ホスピタリティという面でも不満が残る。朝夕は犬の散歩があるのに周囲の状況についての説明がなかった。周辺は遊歩道はあるものの熊出没地域で注意が必要なのだが、その説明はなし。我が家はウォーキング中の地元男性にラジオか鈴を持たないと危ないと注意された。草津のランドマーク湯畑への道を尋ねた際も片道徒歩10分というだけで、帰りは急坂の登りになることも教えてはくれなかった。我が家は老齢の母が音を上げ、湯畑から「犬も乗っていいよ」というやさしいタクシーに乗って宿に戻った次第。
 それから雪対応のためか、宿の入口は急な階段が5メートル近くあるのだが、荷物と犬を持って登らされ、出迎えて荷物を持ってくれるわけでもなく、「高級宿」らしさは裏切られた。帰りもフロントからの見送りはなく、荷物は自分たちで持って車まで運ぶことに・・・。
 犬連れ高級宿。まだまだ精進が必要な気がした。ちなみにオープン当初、2万円から2万5000円だった料金は2007年5月時点では2名一室1万8900円〜になっている。


■小さなホテル ブランシェ
■音雅
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2007年04月22日

福島県土湯温泉 ニュー扇屋

旅の観定団」の小林さんも大好きな福島県の土湯温泉。さまざまな泉質のお湯が湧く山里の小さな温泉だ。雑誌の取材で何度か訪れているが、女沼や仁田沼、磐梯吾妻スカイライン沿いの自然がなんともいえずに美しく、犬と一緒に歩くのにいい。その上、なぜだか食事がとっても旨い。
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(磐梯吾妻スカイラインにある高山植物の宝庫、浄土平)

 福島県の犬連れ宿のメッカは、なんといっても猪苗代湖周辺のペンション。ファミリーで泊まるスキー客も多いから、犬連れ宿の需要も多いのだろう。かく言う我が家もその中の一軒に泊まったことがある。この宿もなかなかよかったので、そのうちブログに登場することになるはずだ。
 しかしながら、このエリア、本格的な温泉宿がない。我が家のポリシーである「犬連れ温泉宿」は少ないのだ。

 で、お湯も豊富でご飯もおいしい温泉地となると、土湯やお隣の岳温泉、ちょっと離れて磐梯熱海温泉あたりになる。どちらにも犬連れ宿はあるのだが、私が土湯を気に入っているわけは、お湯と食事の良さの上に細やかな自然があることと、伝統玩具であるこけしの里であること。小さいながら落ち着いた佇まいの温泉街に風情がある点だ。そして、なんといっても人がやさしいことだろう。
 ゆったりとしたイントネーションの福島弁がなんとも耳に心地よく、慇懃ではない、気さくで人当たりのやわらかさが気に入っている。その上、なによりも犬におおらかに接してくれるのがありがたい。
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(昭和の香りがする土湯温泉街)

 我が家が常宿にしているのが「ニュー扇屋」。土湯のバスターミナルから温泉街を歩いてすぐだ。見た目は昭和の香りがする老朽化気味の鉄筋コンクリートの宿だが、内部は全面的にリニューアルされて部屋もお風呂も居心地が良い。
 お湯は共同源泉のほか、宿の地下から自噴する自家源泉を持っているため、浴室によって違う湯が楽しめる。大浴場や貸切露天風呂はブレンド湯だが、昔からの小さな内湯はちょっと卵臭い自家源泉で、肌に絡みつくような濃厚な湯だ。
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(ニュー扇屋の貸切露天風呂)

 犬連れ用の部屋は、本館より古い別棟だが廊下でつながっている。この部屋は宿の裏道に直接出られるようになっていて、玄関を通らずに外に出られるので散歩の時など便利だ。 我が家がいつも泊まるペット連れ専用部屋は、三部屋あるかなり広めの部屋。もうひとつは1間だけらしいが、こちらには泊まったことがない。ペットがいるということもあって、夕朝ともに部屋食なのも便利だ。仲居さんも犬好きな人が対応してくれるので、気遣いもしないで済む。

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(ニュー扇屋の夕食。これでいちばんリーズナブルなタイプ)

 料理は山里らしい山菜や地場野菜が豊富な上、磐越道を使って入荷されるいわきの魚介類が鮮度もよく旨い。「土湯に行くなら"ひさご"で飲んで食べるむのが一番よ」という小林さんの意見もあるのだが、いつもニュー扇屋の夕食で、思いっきり満足してしまうのだ。

■土湯温泉観光協会
■ニュー扇屋
posted by Miyako at 23:10| Comment(8) | 犬と一緒に泊まれる宿 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月16日

〜山梨県下部温泉 元湯甲陽館〜

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(身延山久遠寺)

 少し前までのペット連れOK宿は、老朽化した設備の小規模宿が苦肉の策として、ペット同伴でも客が来ればいいやあ、というスタンスのものが多かった。そのため1泊2食1万円前後。トイレバス別。料理はオーナーの家族が作る手作り家庭料理というもの。ほんわか温かい雰囲気で過ごせるが、色あせた畳や壁のシミが気になる・・・。
 それが、この2、3年でペットも泊めてあげるから、高額料金を支払ってね、というスタンスの宿が増えてきた。どう見ても1泊2食13000円程度の宿なのに、平気で2万5千円取るボッタクリに近い宿もあったりする。それでもペットと一緒に旅行したいから我慢するか、選べるほどペットOKの宿は多くないし・・・。○○ちゃんと部屋で一緒に過ごせるなら文句はいいません的な利用者は多い。

 我が家がよく利用していた那須の大規模リゾートホテルも、以前は買収したペンションをまるごとペットOK棟として、1泊2食1万円程度で宿泊できた。部屋は狭いし、トイレは別。風呂と食事にいたっては送迎バスで本館まで行くというもの。それでも連日満室で、平日でも予約が取れない日が多かった。が、昨年からコテージのうち数棟をペット可として、1泊2食2万円台になってしまった。この手のペット可コテージは、軽井沢の某有名ホテルにも登場した。こちらも3万円ほどする。

 ペットを飼う階層が急に高額所得層になったとも思えないのだが、宿泊利用者を見ていると、たいがい中高年夫婦とペットという組み合わせが多い。子育ては終わって、夫婦の会話の糸口がわりにペットを飼っているといった感じ。彼らには可処分所得も多いし、それなりにライフスタイルを気にする世代でもあるから、相応の宿に泊まりたいという意識がある。
 ターゲットを絞り込んだ戦略で、うまくペット連れ客を取り込んでいるのだろう。これらの宿は総じて首都圏から行くリゾート地、伊豆、信州、日光・那須あたりに多かったりする。

 で、我が家は低価格だけど満足行くこぎれいな温泉宿を目指しているため、ねらい目はこのエリアをはずした鄙びた温泉地となる。
 昨年、身延山久遠寺のしだれ桜を犬連れで見に行った。泊まったのはスポーツ選手御用達の武田信玄の隠し湯「下部温泉」。療養型温泉のせいか、温泉街に享楽的な雰囲気はまったくなく、川沿いに連なる小規模宿で冷泉と川魚を楽しむのが主流だ。冷泉は傷や関節痛などにいいといわれ、鉱泉として飲用にも適している。2007年からは温度は50℃強、アルカリ度はph9.1、硫黄臭がある新源泉が供給される。

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(元湯甲陽館の夕食 1泊2食1万円コース)

 初夏には蛍が飛び交う清流下部川沿いは犬と散歩するにもいい。簡単に言ってしまうと何もない温泉地なのだが、身延山は近いし富士五湖のひとつ本栖湖に抜ける道もあるので、ドライブも楽しい。昼間は周辺の観光地をめぐって、ゆっくりお湯につかるのが目的なら、何も文句もない温泉だ。料理は山間部なので、豪勢な刺身の舟盛りとか、ブランド牛のステーキなどは期待できない。
素朴で滋味豊かで低カロリー。流行のスローライフの原点を体験するとしよう。
山菜や川魚を使った和食ではがまんできないという人は、他を当ったほうがいい。
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ちなみに桜の名所、久遠寺境内はペットOK。神社は穢れ多きペットはお断りというのが多いが、ホトケは畜生にもやさしいのである。

泊まったのは「元湯 甲陽館」平日1泊2食1万円〜。料理によって値段はかわる。川沿いの宿で部屋からの景色はよいが、建物は昭和40年代の雰囲気の鉄筋コンクリート。エレベーターがないのが難。犬にはとても寛容だった。

 


posted by Miyako at 15:05| Comment(4) | 犬と一緒に泊まれる宿 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月28日

四万温泉 三国園

犬連れで旅をはじめたのは9年前。
条件は
・和室に犬が入れて自由に放せること
・温泉 できれば鮮度のいい温泉があること
の2つのみ。
しかしながら、当時はこの条件に合うペットOKの宿はほとんどありませんでした。

メルヘンな高原のペンションが犬宿としてあるのみで、いわゆる日本旅館に犬を入れるという考え方はなかったのです。

そんな中、探し当てたのが群馬県四万温泉にある三国園。
犬種を問わず、和室にあがれて、ゲージなどの必要もなし。
用意するのはペットシートやご飯だけ。
犬連れ宿として30年の歴史がある宿。

温泉はゴミ取りのための循環のみで、加水加温なしの源泉。
まさに我が家の条件にぴったり。

というわけで、初夏の四万温泉に初の犬連れ旅行にでかけました。

宿ははっきりいって古いです。
畳も犬が掘ったのか、ややボロボロ。でもその上にカーペット状の畳を敷いたりして、居心地はよし。
田舎のおばあちゃんの家に行ったようで、リラックスできました。

犬連れ専用宿であるにもかかわらず、不思議なことに他の犬に会いません。
宿によっては「犬の交流」と称して、プレールームがあったり、食堂で犬とご飯を食べるようになっているのですが、ここでは一切、そういうことがありません。

食事も、部屋ごとに別の個室に用意され、他の宿泊客にも犬にも会わない。
犬は初対面の犬には警戒しますし、ひどいととっくみあいのケンカにもなるので、そういったことを回避するための、宿のアイディアなのです。

料理も豪華ではないけれど、丁寧なつくりでおいしく、犬も一緒に座って食事ができて、なかなかに満足でした。

温泉は内湯と貸切にできる露天風呂があり、24時間利用できます。
犬連れ宿の不思議さは、お風呂で人に会うと「どこかいい宿、ありましたか?」という会話が弾むのです。
当時はほんとに犬連れ宿が少なかったせいもあり、情報交換の場であったわけです。

ひとつ面白かったのが、宿泊客の車。
ここは箱根の高級宿か!?と思うほど、外国車のいい車が並んでいること。
みんな、お金持ちなのねー、うちは国産5ナンバーなのに・・・と、ちょっぴり我が家の車が恥ずかしそう・・・。

お金持ちでも犬と一緒にリラックスできる宿は少なく、クチコミを頼りに、この宿を常宿としている人は多いようです。

犬連れ宿は今ではさまざまな機能がついて、高額化、高級化が進んでいます。
でも、原点は、この三国園だと思います。

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四万温泉は無料の共同浴場がいくつもあり、レトロな温泉情緒にもひたれるところ。犬の散歩コースに河原を歩くのもいいし、人も犬もリフレッシュできる、いい温泉だと思います。

三国園




posted by Miyako at 10:47| Comment(2) | 犬と一緒に泊まれる宿 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月21日

犬と一緒に温泉に行きたいアナタへ

「温泉行きた〜い」
「ペットと旅行したい!」
という願望を同時にかなえる旅を実践中のワタクシ。

ペットブームの中、犬にも人間にも宿にも快適な旅が必要とされています。

ここでは失敗談を含め、小型犬の枠からはみ出し気味の愛犬と泊まった、源泉の宿をご紹介していきます。

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posted by Miyako at 19:37| Comment(0) | 犬と一緒に泊まれる宿 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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